HOT ! 覆印『二金蝶堂遺墨 』二玄社　趙之謙　河井荃廬　西川寧　収録作の6割が焼失　貴重

覆印本『二金蝶堂遺墨 』 原本 (編集者:西川寧 発行:晩翠軒)　発行:二玄社　1979年　定価20,000円　箱　輸送箱趙之謙歿後60年の昭和17年に開催された遺作展の図録『二金蝶堂遺墨』の覆印本です。原本は、西川寧編集で晩翠軒から昭和21年に4冊組で発行されましたが、本書は昭和54年に二玄社から発行された覆印本で合冊されています。収録された趙之謙の遺作のうち6割以上を占めた河井荃廬収蔵品は昭和20年3月の大空襲で河井荃廬さんの遭難とともに全部烏有に帰しており、本書は被害を免れ残された版を基に発行されたもので、貴重な遺墨集となっています。展覧会では趙之謙について“金石の學に邃く、書・畫・篆刻三絶を以て稱せられ、清末同治・光緒間の斯道の巨撃であつた”と紹介されています。ちなみにニ金蝶堂は趙之謙の堂号です。展示された書・書・篆刻を始め印譜・詩文集・尺牘から用墨其他に至る約230点、とりわけ條幅・對聯・屏條の数は実に80余点・180余軸に上り本書に収録しましたが、尺牘などは多くが省かれています。趙之謙の顔法から北魏書への書法の変化や鮮やかで眼もさめるばかり鮮麗な画など見所満載です西泠印社の「悲盦騰墨」全十冊は中国で発行された趙之謙の最も浩瀚な書画集として有名ですが、本書はこれに並ぶものとなっています。また成毛氏の刻印二顆は趙之謙がその妻を弔ふ爲に刻した珍しいものです。ちなみに、図録の巻頭に収録された趙之謙の小像の前には河井荃廬が趙之謙の墓所から移植した可憐な白い花の六月雪が供へられていたそうで、六月雪は縁の方々にも株分けされ、現在台東区立書道博物館の庭にも可憐な花を咲かせます。■状態■箱にヨゴレ、本の天と小口に小さいシミがあります。本文はほぼ綺麗です。(写真を参照願います)古本です。ご理解の上ご検討願います。■サイズ■輸送箱ベース縦31.3×横22.5×厚4.2cm(58)　2.3kgゆうパック、リユーズ品簡易包装での発送です。#本 #書 #書道 #覆印本 #二金蝶堂 #遺墨 #西川寧 #晩翠軒 #二玄社 #河井荃廬 #金石 #画 #篆刻 #印譜 #詩文集 #尺牘 #用墨 #條幅 #對聯 #屏條 #顔法 #北魏書 #西泠印社 #悲盦騰墨 #六月雪

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